よどがわ 映画とか

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ヴァレリアン感想 宇宙人の多様性とか

 ヴァレリアンを観たので感想です。

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  ポスターの時点ですごい糞映画臭がしていたので観ようか迷っていたんですが結局観ました。

 リュック・ベッソンのほかのSF作品だとフィフス・エレメントなんかも賛否分かれているみたいですけど好き好きある気はしますね。

 

 1970年代の宇宙ステーションが時を経て成長を続けていって、その途中途中で異人種間の交流があり、その次には宇宙人が次々やってきてシェイクハンドファーストコンタクトを続ける導入部は1970年代的なSFの熱さがありましたね。

 最終的に質量が地球へ与える影響が無視できなくなったために地球から離れるんですが、この宇宙ステーションの設定が舞台を1ヵ所にとどめるアイデアとしては良いと思いました。

 映画時点での宇宙ステーションは増築を未だに続けていて、多種多様な種族が各エリアに分かれて共存していて多様性があります。

 スターウォーズEP8を観ていて黒人だのアジア系だのいろいろ俳優使っててディズニ~~~って感じで不満だったんですが、ヴァレリアンはこのへん大変よろしかったとおもいます。

(※MCU系の映画とかピクサーとかディズニーアニメとか観ているとディズニーは人種、差別の話を創作に落とし込むのが熱心なのでそういう風に読み取ってしまうんですが、そもそもスターウォーズでは多種多様な宇宙人がいるなかでわざわざ地球人型人類で表す必要あったかみたいな気持ちがあったという話です)

 

 全体的なストーリーはというと大して奇抜でもエキサイティングなわけでもないんですが、眠くならない程度には面白いのでまずまずと言ったところでした。

 多種多様な宇宙人が共生しているところを描いているのに突然難民問題を提起したりだとか、国家、役職を超えた愛だとか個人がある話だとかを提起しはじめるあたり、テーマの扱いが映画内でちぐはぐというか唐突感があって気になりました。

 スターウォーズ的な世界を現代の要素も取り入れていた感じで舞台、設定はめちゃくちゃ良かったんですが本筋が弱かったのでもうちょっとという映画でした。